窪田晶子の小話

今朝ラジオを聴いていると、子供を対象にしたお金に関するアンケート結果が話題になっていました。


「お金より大切なものがある」。マスターカードのCMか？と心の中でツッコミを入れてしまいましたが、これはそのアンケートの項目。もちろん８割の子供たちが“そう思う”と答えたそうです。しかし高校生になるとその割合は減少しています。「お金で買える大切なものがある」ということなのでしょうか？

さて、アンケートには必ず集計結果というものが出るもの。私は答えたからには結果が知りたいタチなのですが、これまでに結果のわからないアンケートや調査に答えたことがあり、今でもあれは何だったんだろう？？というものが幾つかあります。
最もナゾだったのは大学生の頃、心理学の講義でのことです。心理学科の学生が、論文作成のために統計をとりたい、心理学テストにご協力を！ということなのでソレソレと協力しました。
よくテレビや雑誌でやっている心理テスト。あれは知りたい目的がはっきりしているうえに、結果もすぐにわかり、ちょっとしたゲーム感覚です。しかし心理学の統計を採るためのものはそれとは全く性格が逆で「何を知りたくてテストをしているのか」という、目的地を知ってはいけない。わかってしまうと心理を読み取ることが阻害されてしまうからだそうで。今では何やらわけのわからないテストだった記憶しかありませんが（一人一人に空き缶が配られたことは覚えています、確か）これで何が判るの？何の統計をとっていたの？私っておかしいの？・・・全く持ってナゾだらけ。ナゾだナゾだと思いつつ、こんな調査に何度も参加してしまい、多くのナゾを抱えて大学を卒業。
また、街頭インタビューでもあります。それは銀座でのこと。銀座は毎日のように街頭インタビューが行われていますが、場所柄、マイクを向けられるのはマダム系の奥様やサラリーマン。私なんかがテクテク歩いていたところで全く持って対象外です。しかしある日、秋田テレビのインタビューにあいました。話題は「秋田小町というお米について」。単純なインタビューなのに２度撮り直したりして、私が話したのは“パッケージの女性が綺麗で印象的だ”などど、味覚度外視の答え。これでいいのか秋田テレビ！しかし映像は秋田でしか流れない。ナゾの街頭インタビュー・・・
世の中わからないことは多いけれど、どうにかすればわかるはずの事がわからないなんて、何とももどかしい！