窪田晶子の小話
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冬の星座
空気がキーンと冷たい稽古帰りの夜。
昨夜、いつものように稽古を終えてJRに揺られ、23時頃に駅に到着。列車を降りると空いっぱいに星が輝いていました。圧巻!高い山もビルもあるわけではないし、民家の明かりも消えている時刻ということもあって、雲が出ていなければいつの季節も星がきれいに見られますが、冬は格別です。シンとした静けさと冷たい空気、でもとても澄んだ空気がいっそう美しく星を輝かせてくれています。
“ほ〜う、プラネタリウムみたいだなぁ!”と感慨にふけるも“プラネタリウムが本物にそっくりなのだよ、クボタ君!”と自らに突っ込みを入れる。でも何かにたとえるならばやはり“プラネタリウムみたい”という表現になってしまう・・・まあとにかく、寒さを一瞬忘れて思わず立ち止まってしまうくらいです。かつて地学の授業で星座を学んだはずなのに、今となってはオリオン座とこぐま座くらいしか思いつかないのが情けないのですが、空を見ながらそんなちっぽけな知識を確認し、「明日も晴れだな」といい気分になったところでダッシュ!!寒いので小走りで家路につきます。
今はまさに「唱歌の学校」に奮闘中。その中で「冬の星座」という、皆さんよくご存知の歌も出てきます。昨日の稽古でも丁度その歌を聴いていたところでした。(浅里さんが歌います)ゆったりなだらかなメロディーとキラキラ瞬くような器楽の演奏。昨夜みた星空はその音楽、場面にぴったり!まさにこの星空のことだなぁと、満たされた気持ちになりました。
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