窪田晶子の小話
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変わっている!
街並みが変わるのは早い。
以前ザルツブルグへ行った時、「この街並みは200年前と変わらないんですよ。」と言われ、非常に驚きました。日本で街全体が変わらずに200年も続くことはあるのでしょうか・・・。
ヨーロッパでは景観を守る意識が高いことや、地震の被害もないということもあるのでしょう。
さて、北海道から親戚が遊びに来ていたので都内のあちこちに出かけました。
どこに行っても思うのは“変わっている!”ということ。
そうなのです、わずか数ヶ月の間にどこか街の風景が変わっているのです。間違い探しのパズルのようにお店が入れ替わっていたりします。だから“角にある○○というお店を右に曲がって・・”という風に場所を覚えていても役に立たないこともあります。目印にしている建物が次に行った時には無くなっていることがあるので・・・。東京は変身するのが得意のようです。
話は戻りまして、久しぶりに築地市場へ行ってみたのです。家からは本当に目と鼻の先。でもいつも前を素通りするだけだったので、久しぶりに足を踏み入れようではないか!!ということで行ってみると・・・
「鮨が回ってる!!」
場外市場のあちこちが鮨店に変貌しているではありませんか。しかも24時間営業ときている。(24時間のうち、いったいどんな時間に行けば新鮮なネタが出てくるのか?ナゾです)老朽化した建物と活気のある雰囲気は残りつつも、場外市場は今ではピカピカの24時間営業鮨店の看板も混じり、その変貌ぶりに驚くばかりでした。
いずれ市場は豊洲地区に移転するということもあり、築地で商売をしている人たちも生き残りに必死なのでしょう。
以上は場外市場のお話。
飲食業者が仕入れをする場内市場というのもあり(むしろこちらが本場)、そこは独特の雰囲気で非常に楽しいところです。ミッキーマウスが好きな人はディズニーランドで興奮するように、魚好きの人にとって場内市場はまさにワンダーランド!
築地に来ることがある方はぜひ場内市場にチャレンジしてみて下さい。
(注意点★いい靴、いい服装は避けるべし。)
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